【齋藤学の出した答え】2019年川崎フロンターレ Jリーグ第10節 ベガルタ仙台戦 マッチレビュー

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今回は5/3に行われたベガルタ仙台戦のマッチレビューです。

この試合は元号が平成から令和に変わった初戦となります。

記念すべき一戦を勝利で飾りたいところです!

奈良ちゃんとタッピー

この試合、メンバー入り選手が全治4ヶ月の大怪我を負ってしまった奈良ちゃんのユニフォームを着用してアップのためにピッチに入ってきました。

そして、試合終了後のGゾーンで悠がトラメガで奈良ちゃんのチャントを促し、サポーター全員で歌い終わると、今度は契約満了により今シーズンからジェフ千葉に所属している田坂祐介のチャントが等々力に響き渡りました。

タッピーは奈良ちゃんよりもさらに深刻な全治7ヶ月の怪我で戦線を離脱することになってしまいました。

自チームの選手だけではなく、今はチームにいなくても、長い間フロンターレのために頑張ってくれた功労者に対しても励ましの気持ちを持って行動できる、それが川崎フロンターレですね。

こういった思いやりの気持ちを常に持ち続けることが出来る川崎フロンターレというチームにサポーターという形で携われることが嬉しいです。

メンバー

では、久しぶりですが、恒例のプレビューで予想したメンバーの答え合わせです!

2019年川崎フロンターレ Jリーグ第10節 ベガルタ仙台戦のプレビュー、予想スタメンです。 怪我人が続出して苦しいチーム状況で迎えるこの試合ですが、これまで出場機会に恵まれなかった選手達にとっては絶好のアピールチャンスといえます。

スタメン

GK ソンリョン

(予想  ソンリョン)

DF 馬渡  ジェジエウ  彰悟  登里

(予想  馬渡  ジェジエウ  彰悟  登里)

DMF  田中碧  守田

(予想  田中碧  守田)

MF  齋藤学  脇坂  ハセタツ

(予想  齋藤学  脇坂  ハセタツ)

FW  小林悠

(予想  小林悠)

サブ

GK  章太

(予想  章太)

DF  舞行龍

(予想  舞行龍)

MF  ラルフ鈴木  山村  僚太

(予想  ラルフ鈴木  山村  僚太)

FW  宮代  ダミアン

(予想  宮代  ダミアン)

的中率100%!!素直に嬉しいです!

神戸戦の2トップから知念の怪我の影響で脇坂をトップ下に置いた4-2-3-1に変更、既報の通り、脇坂とジェジエウが初スタメンとなり、ジェジエウはこれがデビュー戦です。

試合結果

GWに行われたこの試合、超満員の25,789人の観客が見守る中、前半13分に試合が動きます。

中盤の高い位置でノボリがボールを奪い、守田から碧くんとつなぎ、ダイレクトで脇坂にボールが入ります。

脇坂は悠の動き出しを見逃さずにパスを出し、フリーになった悠はファーに逆足で低弾道のシュート!

これが見事に決まりフロンターレ先制!!

ボールを奪ってからゴールまで、全員がイメージを共有した素晴らしいゴール!!

続いて前半37分、右サイドで学がパスカット、そこから得意のドリブルで中央に入ってDFを引きつけ、右に流れた脇坂にパスを出します。

脇坂はドリブルでDFを抜き去り低いボールで、センタリングをあげると最もファーサイドにいたハセタツへピンポイントに合って追加点!!2-0!!

正直オフサイドではありますが、ハセタツは昨年の広島戦で誤審によってゴールを取り消されたので、チャラですね。

ボールを奪ってからのショートカウンターでゴールを奪う、去年の良かった頃のフロンターレを思い出させるゴールです!!

後半もフロンターレペースで進み、迎えた53分、学とポジションを入れ替えて右サイドに入ったハセタツがペナルティエリア内で仕掛けてPKを獲得!

これを悠がきっちりと決めて3-0!!!

この後、仙台に1点を返されますが、その後は危なげない展開で試合終了!

3-1!!!

今シーズン、主力として出場していた憲剛、家長、知念、阿部ちゃん、家長らを欠く中、チャンスをもらった学、ハセタツ、脇坂、ジェジエウ達が躍動して素晴らしい内容で勝利を収めました!!

この試合を2つのポイントで振り返ってみようと思います。

新戦力、躍動!

この試合、初めてリーグ戦でスタメンデビューした脇坂とジェジエウですが、非常にインパクトがあるプレーを見せてくれました。

まず、脇坂ですが、トップ下に入ってボールの受け手にも出してにもなれる稀有な才能を持っていると思います。

中村憲剛2世と言われていますが、どちらかというと森谷賢太郎のイメージに近いと感じていますが、森谷よりも得点に直結するプレーができることが魅力的です。

あれだけボールが回らなかった前節の神戸戦が嘘のように、今節ではフロンターレらしいパス回しが復活、その要因は脇坂が入って潤滑油のような働きをしてくれたことに尽きます。

今後も脇坂のプレーが楽しみです。

そして、ジェジエウですが、素晴らしいの一言です。

空中戦は全勝、時間が経つにつれてビルドアップやボール奪取後のキープ力等、自分の才能を誇示するかのような素晴らしいプレーがどんどん出てくるようになりました。

ジェジエウの良いプレーでスタンドが沸いたシーンは少なくとも5回はあったと思います。

これほど対人に強くて高さもあって、スピードもあるディフェンス選手はJリーグの中でも中々いないと思えるほど、デビュー戦のパフォーマンスは素晴らしく、このままスタメンを確保出来るのではないかと思います。

奈良ちゃん不在で車屋も怪我明けの中、ジェジエウの台頭はチームにとって非常にポジティブなニュースです。

脇坂もジェジエウもリーグ戦でのスタメンは1試合だけなので真価が問われるのはこれからですが、今後の活躍に期待しかない素晴らしいパフォーマンスでした!

齋藤学の出した答え 

これまで試合で活躍しても次の試合では思うような結果が出ずに出場機会を得られなくなることが多かった齋藤学ですが、ACLを含めると3試合連続でスタメン出場とようやくコンスタントな出場機会を得ることが出来ました。

主力に怪我人が多く出ていることで出場機会が巡ってきたことも影響していますが、結果が出なければすぐにポジションを失ってしまうのが川崎フロンターレというチームなので、今の学はしっかりと結果を出しているといえます。

学にとって大きかったのは、前節の神戸戦でチャンスを生かしたことです。

脇坂が怪我をしたことで普段とは異なるRMFですが出場機会が巡ってきました。

ここでゴールにつながるプレーやカウンター等で効果的なプレーを見せれたことで鬼さんの中の序列が上げることに成功したといえます。

本来のホームポジションであるLMFとは逆サイドでもプレーが出来る事を証明し、今節のスタメンも勝ち取りました。

そして迎えた今節、神戸戦と同じくRMFでスタメン出場した学ですが、2点目の起点となるパスカットや終盤のアディショナルタイムでのドリブル突破からのシュート等(これは決めて欲しかった!!)、またも目に見える結果を残してくれました。

フロンターレに来て、怪我が治って約一年、ようやくチームに溶け込みつつあると感じています。

これまでフロンターレのサッカーにどう順応していくか、悩みに悩んだと思いますが、今回の試合で学が出した答えがわかった気がしました。

それは、自分の特徴であるドリブル突破を生かしつつ、ベースはフロンターレのパスサッカーに合わせることです。

フロンターレのLMFはJリーグでも有数の激戦区で、各選手がそれぞれの特徴を出してスタメン確保に向けて日々努力しています。

各選手の特徴を簡単にまとめてみました。

阿部ちゃん

・バランサータイプ

・ショートパスを多用し、周囲と連動した動き出しでゴールを奪う典型的なフロンターレサッカーに最も順応したプレーが可能

ハセタツ

・ドリブラー

・上記のフロンターレサッカーから考えるとある意味異質な存在だが、今期は調子が良く、パス主体のサッカーの中で良いアクセントになっている

ノボリ

・ディフェンシブオールラウンダー

・元々は生粋のドリブラーだったが、LSBへのポジションチェンジに向けてディフェンス能力やボールを受けてさばく技術を磨き、最近はLSBのスタメンを奪取

家長

・オフェンシブオールラウンダー

・今シーズン序盤、ダミアンのスタメン起用によって左サイドで出場、攻撃面でのプレイ全てがハイクオリティで、単独でのボールキープ技術はJリーグNo. 1といっても過言ではない

この4選手の中で学はハセタツと同じドリブラータイプに属し、ボールを持ったらまず仕掛けることで自分の存在価値を出していくことにこだわっていくと思っていました。

しかし、学が出した答えは阿部ちゃんとハセタツをミックスしたプレーをやろうとしていると想像します。

今回の仙台戦では、RSBの馬渡がサイドに張って高い位置を取ったとき、中央に絞って的確なポジションでボールを受け、ボール回しの起点になっている学の姿がありました。

今まではサイドでボールを受けれないと存在が消えてしまう場面が多々ありました。

良いとき良い、悪い時は存在感ゼロ

そんな試合が多かった学がこの試合ではドリブル以外でもチームにとって効果的なプレイが出来る事を示してくれました。

本人からしてみると日本代表にも入ったプレイスタイルを変えることに近いチャレンジです、自分が自由にプレイ出来るチームに移籍するという選択肢あったはずです。

それでもフロンターレで試合に出るために努力した成果が今日のプレイだと思い、感動しました。

このプレイスタイルのチェンジ=常にドリブルで仕掛けることをしなくなったことで、相手にとってはドリブル以外の選択肢を与えられたこと、さらに試合終盤まで体力を温存出来るといった副次的効果も得られます。

この試合の終盤に見せた、3人のディフェンスをぶち抜いたキレのあるドリブル突破はまさに相手ディフェンスにパスの可能性を考えさせたことで迷いを与え、さらに体力が残っていたから出来るプレイだと思います。

試合中に見せる笑顔の多さが学自身も手応えを感じている証拠ではないでしょうか。

家長や阿部ちゃんが戻ってきたときに鬼さんがどういう判断をするのかはわかりませんが、今の学はフロンターレに入ってから最高のパフォーマンスを見せてくれていると断言できます!

元号が令和に変わった初戦で最高の戦いを見せてくれたフロンターレ、ただ、浮かれてはいられません。

次節はACLグループステージ突破がかかる大一番、上海上港とのホームゲームです。

悲願のACL優勝を成し遂げるために、何としても勝利を掴んで欲しいです!