川崎フロンターレ 2019年シーズン前 冬の移籍動向を考える②小林悠とレアンドロ ダミアンの起用法

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今回は、現時点で今冬最大の補強となっているレアンドロ ダミアンとフロンターレのエース小林悠をどのように起用していくかについて考えてみたいと思います。

レアンドロ   ダミアンの経歴

まずは期待の新戦力、レアンドロ  ダミアンの経歴についてまとめてみました。

・貧しい地区で育ち、17歳までプロチームの下部組織ではなくアマチュアチームに所属。(ブラジルで後にプロとなる選手の大半が幼少期より下部組織に所属するため、これは非常に珍しいことらしいです)

・09年よりインテルナシオナルに所属、約5シーズンで124試合に出場、43得点。

・11年3月に代表デビュー、17試合で3得点。

・12年のロンドンオリンピックで6得点を挙げて得点王を獲得。

・2014年からサントスに移籍、フロンターレに移籍するまで所属上はサントスですが、15年からはレンタル移籍を繰り返しています。

・2016年2月にスペインのレアル・ベティスに移籍、初のブラジル国外での挑戦だったが怪我の影響もあり3試合のみの出場。

・2016年7月にブラジルに戻り、フラメンゴでプレー、その後、2017年後半から当時2部リーグに落ちていたインテルナシオナルに戻り、1部復帰に貢献、2018年シーズンは26試合10ゴール。

そして、2018年12月、川崎フロンターレへ完全移籍!

欧州での活躍はありませんが、ブラジル代表歴もあり、ロンドンオリンピック得点王も獲得していることから、エリート街道を走ってきた選手かと思ったのですが、意外にも17歳までアマチュアチームに所属し、そこから這い上がってきた苦労人ということがわかりました。

同じくプロ入り前は無名の存在で、大学2部リーグからフロンターレに入団し、日本代表にまで選出されて、リーグMVPにも選出された憲剛や悠を連想させる経歴はフロンターレらしい選手といえるかもしれません。

シーズン序盤は2トップ!? 

それでは、小林悠とレアンドロ ダミアンの起用法について考えてみたいと思います。

後ほど詳しく書きますが、全選手がコンディションに問題ないのであれば、1トップのポジションを2人が争うと考えていました。

が、いきなり残念なニュースが飛び込んで来ました。

守田の怪我です。

アジアカップ日本代表に選出され、その練習中に肉離れを起こし、全治6~8週間。。

まるで何かの呪いにかかってしまっているのでは?と思ってしまうほど、小林悠しかり、大島僚太しかり、フロンターレの選手は代表に定着できるどうかのタイミングでケガをしてしまうのが定番パターンになりつつあるのが悲しいです。。

今シーズンの公式初戦はゼロックススーパーカップが2/16、Jリーグ開幕戦が2/23なので、全治6~8週間はぎりぎりでシーズン序盤は守田抜きで試合に臨むことになりそうです。

鬼さんにとって、守田と僚太のボランチコンビは絶対に外せないチームの核という位置づけでいたはずで、そのボランチコンビがいきなり使えなくなってしまったということはチームにとって大きな痛手です。

ではどうするか?

僕の想像ですが、憲剛を一列下げて僚太とボランチを組ませ、4-4-2で臨むのではないかと思います。

昨年、小林悠と知念の2トップでスタートからこの4-4-2を採用したり、点を取りに行くときのオプションとして試合終盤に知念を投入してこのフォーメーションに切り替えたこともありましたので、チームとしては特に違和感はないフォーメーションだといえます。

成長著しい田中碧くんや昨年経験を積んだ下田、そしてマンUのポクバのような働きをしてくれないかと個人的にはとても期待しているカイオセザールといったメンバーがボランチに控えていますが、シーズン序盤というデリケートな時期なので、安定感と実績を考慮して憲剛のボランチを1stオプションにすると考えました。

RMFに家長、LMFに阿部ちゃん or 学 or ハセタツ or ノボリで中盤を形成します。

そして、2トップに小林悠とレアンドロ ダミアンを組ませるのではないでしょうか。

コンディション次第ではありますが、レアンドロ ダミアンをまずはサブという立場にしてフロンターレのサッカーに慣れさせるよりも、試合で使いながらアジャストしていくほうが彼ほどの実績のある選手にとってはメンタル的(絶対プライドもあると思います)にも良いと思います。

守田が万全であれば小林悠との競争になり、チーム戦術の成熟度を考慮するとシーズン序盤はレアンドロ ダミアンはサブに回ることが濃厚だと思っていました。

しかし、守田が不在となったことで、2トップの一角としてレアンドロ ダミアンをスタメン起用し、想定よりも早くフロンターレのサッカーに慣れさせることができ、チームにとって戦力の底上げが実現できるはずです。

小林悠とレアンドロ ダミアンの共存は無い??

では、守田が戻ってきてベストメンバーを組む場合の小林悠とレアンドロ ダミアンの起用法ですが、僕の考えとしてはどちらかがワントップのスタメン、どちらかがサブに回ると思っています。

小林悠の右サイド起用は?

レアンドロ ダミアンをワントップ、小林悠を右サイドで起用する考えもあります。

確かにレアンドロ ダミアンを獲得した後に各マスコミでも小林悠の右サイド起用を予想する記事もありましたが、個人的には今のフロンターレではあまり機能しないのではないかと思っています。

昨シーズン序盤では知念をワントップでスタメン起用し、小林悠を右サイドで起用していましたが、シーズンが進むにつれてその起用は全くなくなりました。

今のフロンターレの右サイドはMVPを獲得した家長のポジションで、家長の動き=今のフロンターレに求められる右サイドの動きとなります。

家長に出来て小林悠に出来ないプレーを挙げてみました。

・タメを作れること

・パスワークの起点となれること

・更に決定的なパスを出せること

この家長に出来て小林悠に出来ないプレーこそ、まさに今のフロンターレの右サイドに求められるプレーになります。

小林悠を右サイドで起用した場合のメリットはダイアゴナルランでゴール前に入ってきてゴールチャンスを作り出せることですが、このプレーは家長も得意なプレーで、強いて言えば小林悠よりも多彩です。

家長を左サイドに回す考えもありますが、フロンターレの左サイドは人材の宝庫です。

1stオプションの阿部ちゃん、万能型選手に成長したノボリ、復活にかける齋藤学、敏捷性とスピードはフロンターレNo1のハセタツ、この4選手をサブに回し、家長を左に配置してまで小林悠の右サイド起用に固執する可能性は低いと僕は考えています。

鬼さんとしては小林悠の右サイド起用は家長不在という緊急事態のオプションの一つという認識しかないと推測します。

小林悠サブ起用の現実性

では、最後に小林悠とレアンドロ ダミアン、どちらがスタメンで起用されるかについて考えてみます。

世界的に見た場合、FW選手としての格はレアンドロ ダミアンのほうが上で、さらに大舞台での経験という観点でもレアンドロ ダミアンの方が格段に上です。

しかし、フロンターレのサッカーは連動性を重視するチームで点を取りに行くサッカーです。

当たり前ですが、その観点でいえば小林悠が圧倒的に優位です。

前置きが長くなりましたが、僕の結論としては、シーズン中盤以降はレアンドロ ダミアンがスタメン、小林悠がスーパーサブで起用されることになっても不思議ではないと思っています。

スタメンを決める大きな要因となるのが、決定力だと思います。

昨シーズン、個人的に小林悠の決定力が不足していると感じていましたので、ネットで調べてみると、決定力を数値化しているサイトがいくつかあり、あるサイトではTOP20に入っておらず、またあるサイトではペナルティーエリアのシュート数はTOPクラスでしたが決定率は18チームのエースFWの中で15位でした。

たくさんのシュートチャンスを作り出せていることも素晴らしい能力なので一概には言えませんが、端的にデータだけでみると、チーム戦術によってたくさんのシュートチャンスを得ているが決め切れていないことになります。

仮に、レアンドロ ダミアンが小林悠と同等レベルのシュートチャンスを得ることができ、小林悠よりも決定力を有していたら、どちらをスタメンで使うかは明白です。

更に付け加えると、小林悠にはない高さという武器もあります。

心配なのが、ピッチ上以外の観点でスタメンを決めることがないかどうかです。

過去に相馬直樹が監督時代、明らかにパフォーマンスが上がらない井川祐輔を自分がキャプテンに指名したという理由だけで使い続け、近年で最低の成績になってしまったシーズンがありました。

19年シーズンはどうなるかわかりませんが、小林悠は2年連続でキャプテンを務め、いまや憲剛に続くチームアイコンになっています。

プレーの優劣とは別の観点で、それだけの選手をスタメンから外せるのかがポイントになりますが、鬼さんには心配無用だと思います。

鬼さんの監督として最も優れている能力は、私情は挟まず、ピッチ上でのパフォーマンスだけで試合に使う選手を決定してくれるところです。

私情を挟んだ選手起用を行うのであれば、監督初年度の17年シーズンで自分のユース監督時代の教え子であった三好くんや板倉くんを重宝していたはずですが、ピッチ上=練習場での結果だけを見て特別に試合に起用することはありませんでした。

小林悠とレアンドロ ダミアン、どちらをスタメンで起用するかは単純に実力勝負となります。

小林悠がレアンドロ ダミアンという刺激を力に変えて、フロンターレのエースストライカーという地位を守るか、または前評判通りの実力を見せつけて、昨年の名古屋グランパスのジョーのような加入初年度で絶対的な存在となりえるか、はたまた、今回は全く触れませんでしたが知念が大ブレイクしてスタメンを勝ち取るか(知念ファンの方でこのブログを読んで頂ける方がおりましたら大変申し訳ございません)、非常に注目です。

いよいよ1月15日の必勝祈願からチームが始動します!

まだまだシーズン前に書きたいテーマがありますので、次回更新も読んで頂ければ嬉しいです。

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