【阿部ちゃんの覚悟】2018年川崎フロンターレ J1第29節 鹿島アントラーズ戦 マッチレビュー

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今回は10/7にカシマスタジアムで行われたJ1第29節V・鹿島アントラーズ戦のマッチレビューです。

マッチプレビューでも書きましたが、公式戦7連勝中と好調な鹿島アントラーズのアウェイに乗り込んでの一戦です。

現在、フロンターレは首位、アントラーズは3位で勝ち点差は11です。

この試合で鹿島に破れるようなことがあると、残り5試合で勝ち点は8に縮まり、鹿島が優勝争いに食い込んでくることになります。

フロンターレとしては、宿敵アントラーズをここで倒し、今シーズンの優勝争いに引導を渡したい、宿命の一戦です。

メンバー

それでは恒例のプレビューで予想したメンバーの答え合わせです。

2018年川崎フロンターレ J1第29節 鹿島アントラーズ戦の予想スタメン、マッチプレビューです。 現在7連勝中と好調の鹿島相手に家長が累積警告で出場停止と苦しい状況、どんなフォーメーション、メンバーで臨むのかを予想しました。

スタメン

GK ソンリョン

(予想  ソンリョン)

DF エウシーニョ  彰吾  奈良ちゃん  車屋

(予想 エウシーニョ  彰吾  奈良ちゃん  車屋)

DMF  僚太  守田

(予想 僚太  憲剛)

MF  阿部ちゃん  憲剛  登里

(予想 阿部  登里)

FW  小林悠

(予想 小林悠  知念)

サブ 

GK新井

(予想 安藤)

DF舞行龍

(予想  舞行龍)

MF下田  ラルフ鈴木  長谷川  齋藤学

(予想  守田  下田  ラルフ鈴木  齋藤学  長谷川)

FW  知念

(予想  なし)

スタメン的中率  10/11  82% 

サブ的中率  5/7  71%

メンバー入り的中率  17/18  94%

スタメン、外しました・・・

守田がメンバーに入ってくるのはわかってましたが、前節勝った場合、そのスタメンを踏襲する傾向が鬼さんはあるので(勝ったチームにテコ入れする監督は珍しいかもしれませんが)、守田はサブから入って、後半に中盤がルーズになった時に、ボールを回収する為に起用すると考えていました。

今回の守田スタメンは、鬼さんがどれだけ守田を評価しているかが、よく分かりした。

そして、家長の代わりにノボリが入り、阿部ちゃんが右、ノボリが左の中盤に入ります。

ハセタツでも齋藤学でもなく、ノボリを起用、フロンターレの左サイド、ハイレベルです。

サブですが、キーパーが安藤ではなく章太が入りました。

ルヴァン杯敗戦の一端を担ってしまった章太、その時以来のベンチ入りです。

試合に出ていなくてもムードメーカーとしてチームを盛り上げることができる章太、鹿島との大一番で、ベンチからでも彼にしか出来ない仕事があるはずです。

試合結果

前半

10月にも関わらず、30度を超える異常な天気の中、宿命の一戦がキックオフ!

試合開始早々、鹿島のプレスにリズムを狂わされる場面が見られましたが、慣れていなせるようになると、フロンターレが、ボールを保持する展開に。

7分、フロンターレのポゼッション、右サイドにエウシーニョが抜けたところを憲剛が見逃さず、浮き球のスルーパスでチャンスを作ります。

エウシーニョはドリブルで進み、グラウンダーのクロス、これを小林悠が合わせますが、惜しくもポストに阻まれ得点ならず。。

この試合、始めてのチャンスらしいチャンスでした。

22分、右からのコーナーキックを奈良ちゃんが頭で合わせますが枠を外れます。

そして、飲水タイム。

今回は気温が32度を越えたので、FIFAの基準に基づき、3分間の給水時間が設けられる「クーリングブレイク」となりました。

この3分間で作戦の見直しなども出来るので、ある意味、試合にアクセントを加える可能性もある、興味深い制度だと思います。

試合再開。

35分、一進一退の攻防が続く中、僚太が右サイドに出来たスペースに走り込んだエウソンへパス!

エウソンは中央PA内に走り込んだ小林悠へパス。

悠はPA内でDFと競りながら強引にドリブルで突破。

たまらずチョン・スンヒョンが悠を倒してしまいPK獲得!!!

蹴るのはもちろん小林悠!前回の湘南戦で外した雪辱を果たす絶好の機会!

しかし、しかし、右隅に蹴ったボールはクォン・スンテが左腕一本でセーブ・・・

得点ならず・・・

この絶好のチャンス、どうしても決めて欲しかった。。。

前半終了。

小林悠のPK失敗が痛すぎます。。。

後半

中3日でさらに32度を越える気温という悪条件の中、前半は体力を温存するかのように、あまり圧力をかけて来なかった鹿島ですが、後半に入るとより攻撃的になり、前からボールを奪いに来ます。

51分、セルジーニョの中央突破を止めた守田がイエローカードをもらってしまい、次節出場停止。

この判定、厳しすぎだと思います。

でも、判定は覆りません。。

52分、左サイドに流れていた守田の前線へのパスをカットされ、さらにボールを奪いに行ったところの裏を突かれ、ラインブレイク、ピンチになります。

ゴール前にボールが入りますが、何とかしのぎます。

66分、守田に代わって知念が入ります。

憲剛がセンターハーフの位置に入り、前節の長崎戦と同じ4-4-2にフォーメーションを変更します。

正直、今日の守田はあまりよくありませんでした。

復帰初戦が鹿島戦という厳しい状況ではありましたが、良い時のボール回収力や、効果的なポジショニングによるパス回しも見られませんでした。

足もつっていたようなので、早めの交代は納得です。

これから日本代表による中断期間が入るので、コンディションをしっかりと戻して欲しいと思います。

68分、PA内で知念がボールをキープし、左サイドに流れてきた憲剛へパス。

憲剛はダイレクトでクロスを上げるとフリーの阿部ちゃんが完璧なタイミングでヘディングシュート!!

しかし、シュートはキーパーにセーブされゴールならず。

この試合、両チームの意地がぶつかる非常に激しい試合になりました。

コーナーキックの場面では、珍しく彰吾が熱くなって相手DFと小競り合いを始めて車屋が仲裁に入る場面があれば、相変わらず鈴木優磨と奈良ちゃんはバチバチ、そしてどの場面でも球際は激しく、1つ1つのプレーに各選手のこの試合にかける思いが伝わってきます。

宿命の一戦と呼ぶにふさわしい、痺れる試合です!

82分、フロンターレに悲劇が・・・

小林悠が足を痛めて担架で運ばれます。

そのまま、ハセタツと交代。。

PKを外し、更に負傷交代、小林悠にとってこの日は悔しさしか残らない試合になってしまいました。(後日、公式発表で怪我は全治2週間、日本代表は辞退することになりました)

85分、ノボリに代わりラルフ鈴木がピッチに、交代枠を使いきります。

89分、左からのコーナーキック、憲剛のニアへのボールはクリアされ、鹿島のカウンターに!

ハセタツがかわされ、3対1になりかけた瞬間、阿部ちゃんがセンターサークル付近でドリブル突破をしていた土井に追いつき、後ろからチャージ、プレーを止めます。

これで2枚目のイエローカード、阿部ちゃんは退場。

道義的観点での議論はさておき、この阿部ちゃんのファウルは、この試合で最大のファインプレーでした。

阿部ちゃんのこのプレーについては後ほど考えてみます。

ロスタイムは5分、鹿島アントラーズの猛攻に耐えます。

そして、試合終了。スコアレスドロー。

アウェイで勝ち点1を獲得、鹿島との勝ち点差も11のまま、結果としては満足のいくものといえるでしょう。

ポイント:阿部ちゃんの覚悟

阿部ちゃんがファールで止めたあの場面、あそこで止めなければかなりの確率で失点をしていたのではないでしょうか。

鹿島にとってはついに掴んだ絶好の得点機、こういう試合、こういう場面で点を取って勝ってきたのが鹿島アントラーズです。

この場面で仮に鹿島が得点して勝利を収めた場合、鹿島の勢いは止まらなくなります。

阿部ちゃんはあの一瞬で、これからのリーグ戦の行方を考えて、自分の退場と引き換えにプレーを止める決断をして、瞬時に実行に移しました。

阿部ちゃんが欠場する次戦はヴィッセル神戸戦、あのイニエスタが出場する試合です。

サッカー選手として、イニエスタと同じピッチに立てる機会は夢のような出来事だと思います。

阿部ちゃんがあの場面、ファールで止めなかったとしても、誰も阿部ちゃんを責めることはないでしょう。

しかし、阿部ちゃんはチームの為に、自分が犠牲になる決断を下し、断行しました。

阿部ちゃんはフロンターレの勝利を第一に考えられる選手だったことが、今回のプレーで改めてよく分かりました。

阿部ちゃんの覚悟は、他の選手達にも充分伝わっているはずです。

阿部ちゃんの代わりに出る選手がその強い思いをしっかりと受け継いで、勝ち点3獲得に貢献してほしいと思います。

首位広島が負けたことで、フロンターレは勝ち点1差ながらも単独首位となりました。

これにより、残り5試合、全勝すれば連覇となります!

しかし、そう簡単には行くはずがありません。

だからこそ、先を見るのではなく、目の前の一戦に集中して、勝ち点3を積み重ねてほしいと思います。

次戦は10/20、2週間空きます。

この2週間で最善の準備をして、イニエスタ、ポドルスキーという世界レベルの名手を擁するヴィッセル神戸との一戦に臨んでほしいです!

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